内見に行く前に決めること
初めて一人暮らしの部屋を探すときによくある失敗は、基準を持たずにいくつも見て回り、最後に見た部屋や写真のきれいな部屋に決めてしまうことです。出かける前に、毎月払える金額を家賃だけでなく管理費と光熱費まで含めて決めておきます。次に、譲れない条件を三つだけ書き出します。通勤・通学時間、日当たり、騒音、治安、階数などの中から、自分にとって本当に大事なものだけを選ぶのです。条件が十個あるとどの部屋も少しずつ物足りなく見えて決められませんが、三つなら比べるのが簡単になります。
部屋は写真ではなく、水と光、夜の道で決まります。内見で確かめることと、最初の生活用品をそろえる順番をまとめました。
初めて一人暮らしの部屋を探すときによくある失敗は、基準を持たずにいくつも見て回り、最後に見た部屋や写真のきれいな部屋に決めてしまうことです。出かける前に、毎月払える金額を家賃だけでなく管理費と光熱費まで含めて決めておきます。次に、譲れない条件を三つだけ書き出します。通勤・通学時間、日当たり、騒音、治安、階数などの中から、自分にとって本当に大事なものだけを選ぶのです。条件が十個あるとどの部屋も少しずつ物足りなく見えて決められませんが、三つなら比べるのが簡単になります。
写真ではわからないことを自分で確かめる時間です。蛇口とシャワーを同時に出して水圧とお湯が出るまでの時間を見て、洗面台と床の排水口の水はけも確かめます。壁紙の隅、窓枠の下、作り付けの収納の中や裏側は、カビや結露の跡が隠れやすい場所です。張り替えたばかりなら、その理由を聞いてみるのもひとつの方法です。窓をすべて閉めてしばらく立ち、外の音や隣の部屋の音がどれくらい聞こえるか耳を澄ませます。
昼の街と夜の街は別の顔をしています。気に入った部屋が見つかったら、日が暮れてからか通勤時間にもう一度行ってみます。家までの道が明るいか、人通りがあるか、近くに夜遅くまでにぎやかな店がないかを確かめます。通勤時間帯に実際に電車やバスに乗ってみると、地図に出る所要時間とどれだけ違うかがわかります。ごみや資源ごみをどこにどう出すのか、宅配便がどこに置かれるのかも毎日のことなので、前もって聞いておきます。
管理費は金額よりも何が含まれているかが大切です。同じ金額でも、ネット回線や水道代が入っているところもあれば、共用部の清掃費だけのところもあります。電気・ガス・水道を別に払うのか、冬の暖房費がだいたいどれくらいだったのかを聞いておくと、毎月の支出を現実的に計算できます。冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの備え付け家電は実際に動かしてみて、故障したときの修理を誰が受け持つのかも確認します。敷金や契約書についての確認は手順が別にあるので、賃貸契約前の確認の記事もあわせて読んでください。
引っ越し初日に必要なものは思ったより少ないものです。最初から全部そろえようとすると、備え付けで既にあるものをまた買ったり、暮らしてみたら要らなかったものが出てきたりします。三日しのげるものだけを先に用意し、残りは暮らしながら不便を感じた順に足していきます。カーテンは窓のサイズを測る必要があって後回しになりがちですが、目隠しと朝の光のために初日から必要なので、仮にでも窓をふさげるものを持っていきます。
大きな家具は部屋に入って寸法を測ってから買います。玄関ドアや廊下の幅を通れるかどうかも一緒に測っておきましょう。台所用品は実際に作る料理を基準に、鍋ひとつ、フライパンひとつ、包丁とまな板から始めれば十分です。同じ役割のものがいくつも増えないよう、買う前に手持ちのもので代わりにならないか一度考えます。中古で買うときは実際に動かしてみて、マットレスやソファのような布製品はしみとにおいを確かめます。
荷ほどきの前に、壁や床の傷、へこみ、しみ、壊れているところを写真と動画で撮り、日付がわかる形で保管します。大家さんや管理会社にメッセージで送っておけば、退去のときにもともとあった不具合かどうかでもめることが減ります。電気・ガス・水道のメーターの数字も撮っておき、玄関の暗証番号はすぐに変えます。火災警報器が作動するか、消火器がどこにあるか、非常口がどちらかも初日に確かめておきます。
一、二か所見ただけですぐ契約すること、大家さんや仲介業者が急かすからと確認を飛ばすことが、いちばん後悔の大きい失敗です。広さだけを見て収納を確かめず、暮らし始めてから荷物が床に積み上がることもよくあります。気に入った部屋は欠点が見えにくいので、見た部屋ごとに同じ項目でメモを取り、あとで並べて比べます。契約や敷金についての判断が難しいときは、公的な案内や専門家の助けを借りるほうが安全です。
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